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おもかげ
フラッシュバック居るはずのない青年の香り残して行き過ぎるひと
やまぬ雨眠くないから名前呼ぶ瞼の裏で走る足音
泣きそうだカフェラテの泡ぬぐう度涼しい君の笑顔がうかぶ
黒猫によく似た君は孤独な目黙っていても淋しくないの
人魚姫焦がれる恋など知らぬのにネグリジェの裾結んだあの日
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